各メゾンが春に発表するクルーズラインとは一体何かご存知ですか?
クルーズラインはその名の通り、休暇用のライン、ホリデーライン、船旅用のという意味です。
通常の商品価格より少しお手頃価格なのも人気の秘密です。
CHANELでは毎年クルーズラインが飛ぶように売れていき、そのほとんどが後日プレミアがついて、付加価値がさらに上がるなど毎年CHANELのクルーズラインは即完売します。
タオル生地を使用した商品が多く、自宅でガシガシ洗えるのも魅力です。
通常店頭価格が60万のジャケットがあるとすると、クルーズラインになると30万前後と価格もリーズバブル。
ジャケットに合わせたバッグや小物も併せて購入できることから、クルーズラインの売上は毎年年間売り上げの数%以上を占めてきます。
クルーズラインを発表しているブランドは、ルイヴィトン、シャネル、エルメス、ディオールなど、ビッグメゾンが肩を並べます。
各ブランドのインスタグラムなどを見るとクルーズラインの話題で持ちきりとなる季節があります。
パリコレやミラノコレクションの話題より、クルーズラインの話題の方が高い理由として、ファッションショーでは多数多様な招待客が存在しますが、クルーズラインにおいては、インフエンサー、編集関係のみが招待されます。
これに基づいて考えただけでも、クルーズラインは希少価値の高い商品であることがわかります。
クルーズラインと言っても、カジュアルなものばかりではなく、船上パーティなどにも着用できるサンドレスやスーツなども登場します。今年のシャネルはクルーズラインにピッタリのモナコの5つ星ホテル「モンテカルロ ビーチ ホテル」がランウェイの舞台となりました。
故・カールラガーフェルドの追悼式も含めたこのランウェイは、昔よりセレブがついどい、F1が開催される特別な場所で行われたのです。80年代を連想させる今回のCHANELのクルーズラインは、フェミニンカジュアルという言葉がぴったり。
古くよりCHANELでは、クルーズラインには火あらずニットが登場します。店頭で見かけたら、手にしてみてはいかがでしょうか?
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