ヨーロッパ主要国の通貨がEURに変わった時、各国で大幅なインフラが起きてしまったのは今でも記憶に新しいですね。
当時、ロンドンで生活をしていた筆者も、近隣諸国の物価が突然上がり狂っていたのを今でも覚えています。
それまでお財布に優しいお買い物、観光を兼ねて飛行機でヨーロッパ中に出かけていたのが、いきなりお財布の中を気にしながら、思いつきでは「お買い物旅行」にいけなくなったのです。
イタリアやフランス現地の人は、観光客の購入率が下がるのではないかと心配し、普段の生活の食費ですら今までのようにはいかなかったのも覚えています。
クロアチア
東ヨーロッパの中でも生活水準の高い国、観光の国として知られるクロアチアも2023年1月より、貨幣がEURとなります。
移動中のタクシーの中でインフレになるのでは?という話をしたのですが、先にたくさんの経験をした国が隣国に多いため、それはあまり考えていないとのことでした。
せっかくなので、今の通貨であるKunaを少し撮っておこうかと考えています。
古銭屋
日本では、「古銭屋」という商店があるのを皆様ご存知でしょうか?
この商店では世界中の古い紙幣や小銭を高額で取り扱ってくれます。小さな頃に道で見知らぬ小銭を見つけては、よく古銭屋で日本円と交換してもらったのもです。そのお金を手にして駄菓子屋へ小さなお菓子を買いに行き、それが母にバレてしまい笑われたりもしていました。
「切手のコレクション」と同じように、古いお金を扱う「古銭コレクション」もあります。外国紙幣の古銭の価値は10年ほどで元値よりも確実に上がっていきます。
投資とまではいきませんが、ちょっとの楽しみにはなるはずです。
例えば、1Kunaを50年お財布に入れておいて、50年後に古銭屋に持って行くと、「0」が2つ増えているかもしれません。
あくまで想定ですが、使い道は、換金・オークション・コレクションなど多様です。
今思えば、フランスフランやイタリアリラなど、おいておけばよかったのではないか?(多分どこかに保管して忘れているのかも)と頭をよぎりました。
通貨が変わり、インフラが来てしまうと観光客が減り、物が売れなくなってしまうのを十分に目の当たりにした後のEUR導入。
今後新しくEURを導入していく国々は、上手く為替の波に乗れるに違いありません。
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